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内藤ルネさんが  10/27/2007  
イラストレーターの内藤ルネ氏が亡くなりましたね。
http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20071025i414.htm

数年前に中原淳一氏に興味を持って関連書籍を読みあさっているうちに、内藤氏の存在を知りました。

後に岡崎市出身という事も知るんですけど。
知ったキッカケというのは、たまたま岡崎方面へ行った先で手に取った地元フリーペーパーでした。
たまたまその号が内藤氏の特集を組んでいて、その表紙に内藤氏の描く女の子の絵が載っていたのです。
その表紙に惹かれて手に取ったといっても過言ではありません。

特集記事は内藤氏の紹介とインタビュー記事。
インタビューにあったこのくだりが忘れられません。

『やっぱりね、表紙というのは看板なのよ。スターってことなのよね。自分で言うのもおかしいけれど。』

ちょうどその頃、私も隔月発行の雑誌の表紙を任された頃で、表紙イラストならではの難しさに直面していた時期でした。
自分が想定していないような色を(私に無断で)イラストの背景にのせられたり、また、「次号はこういう色の背景にする予定です」と言われ、それに合うように描いたら、(背景色が)全く違う色になっていた・・・と、編集部側とのコミュニケーション不足に加え、私自身、初めての表紙レギュラーということでなかなか勝手がわからず、「お客さんの目をひくようなイラストはどういうものなのか」と試行錯誤の日々でした。

そんな状態で、結局その雑誌は3号で休刊となってしまいました。
所詮、ポッと出のスターは長続きしなかったのです。
非常に良い経験をさせて貰った一方で、自分自身の力不足を痛感させられた出来事でした。


それを考えると、中原淳一という大作家の後を引き継いで、雑誌「ジュニアそれいゆ」の表紙イラストを担当することになった内藤氏のプレッシャーは計り知れません。
光栄に思う嬉しさと、1つの雑誌の『顔』を任されるという責任。
中原テイストを踏襲しつつ、よりPOPでキュートさを前面に出した内藤ルネ氏のイラストもまた、試行錯誤の連続だったようです。

その1つとして、女の子単独で毎号表紙を描いていた中原氏に対し、内藤氏は「男の子」を出しました。
オシャレな女の子の後ろや隣に、ボーイフレンドとおぼしき男の子を登場させたのです。

インタビュー記事にも
『女の子の魅力を引き立たせるには、ボーイが必要だったのよ。』
と書かれています。

それ以降の内藤氏は、印刷物のほか雑貨等のデザインでも活躍し、ファンを増やしていきました。
こういった活躍の根本はこうした内藤氏の果敢なチャレンジ精神と冒険心だったのかも知れません。


今年は結構地味に仕事をしていますが、来年はもっと「攻め」の姿勢でいきたいなあと思うワタクシなのでした。
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